仮面福祉会

できることを切り売りしています

きらきら光る堀と石垣と私

もう普通の土日である。

昨日からの晴天が続きますます暑い。ぶらぶらと出かけ東京駅の辺りにつくと、時折強い風に煽られる。

 

暇な休日に使う最後のカードで、新しくできた献血ルームへゆく。知らずに完全予約制のところへ飛び込んでしまい、しかし空きが出たからどうぞと言われ恐縮する。そのシステムどおり、出入りの人が少なく静かでますます申し訳なさが募る。

様々新しい試みが見られるが、特に採血台にかなりのこだわりを感じる。LaQuaの休憩スペースのようなソファで、足元がじんわり暖かい。テレビの代わりにタブレットが設けられ、色んなコンテンツが見られるようになっている。血を取り終わるとスタッフさんがソファまでやってきて、注意事項などを半分横になった状態で聞かされる。このように労られるのを喜ぶ人が多いのかもしれないが、こんな至れり尽くせりされるとむしろ居心地が悪くてだいぶ戸惑う。

どういう人をターゲットにしてるのだろうと不思議がりつつ、新しいガラガラのビルに入れたのは楽しくてよかった。ついでにミッドタウンに入ってみたが、近くにある商業施設とそう変わらないように見える。八重洲ブックセンターもなくなったし、この辺りはこの後どうしていくつもりなのかな。

 

この間見付けたシンガポールカフェに行ってみようと有楽町へ向かうと、めちゃめちゃに風が強く音が怖い。気圧のせいか頭の左側が痛むのを押さえながら歩く。

国際フォーラムに着くと数年ぶりのクラシックイベントが開かれており活気に満ち満ちている。無料のロビーコンサートの呼び込みを受けるも、時間が中途半端で断念したが、父のアマオケのせいで印象の悪い私のクラシックイメージを払拭する良い機会だったかもしれない。残念。

カヤトーストはうまかったけど意外性はなかった。

 

桜田門の辺りを歩いていると、シェアリングサイクルで乗り付けた若者3人が、せっせと映え写真を撮り盛り上がっていて楽しそう。こういう遊びがあるのか。何となく健全でいいな。

 

家に帰るころにはますます風が強くなり、進むのも困難なぐらいで恐ろしい。天気予報の風速を見るが、ピンとこな過ぎてわからないことも恐ろしい。