仮面福祉会

できることを切り売りしています

嫌を避ける技術

家を出なければ。

ということが、ずっと気がかり。様々な兼ね合いで決めきれず、もういっそ前のシェアハウスに戻るかと、冷やかしで検索してみると1番良い部屋が空いている。しかし問題は、メンバーと、ネズミである。

それで久しぶりにシェアハウスのメンバーに連絡をした。訊くとまだ住んでいて、メンバーもほとんど変わっていないという。そしてその変わらないうちに一人、共同生活を送るには相性の悪い子がいるのだ。

ないな、と秒で結論が出た。普通シェアハウスなど運だろうが、わかっているなら回避したい、こずるい経験値が蓄積されている。

ネズミは出ないにしても。

 

コンビニで新発売と押されていた、無糖のキレートレモンを買った。レモン1個分の果汁とあり、しっかりレモン味なのにゼロカロリーとは、禁断の魔術が使われているとしか思えない。母がオレンジスカッシュを箱買いするなら、私はこれをストックに持っておきたいなと本気で考える。これが、大人買いか。

 

時間外の打ち合わせがあるも、終わってさっさと帰る。父が不在で母とふたりの食卓。作ったキッシュの味はどうかと訊かれ、ちょうど良いのではと答えつつ、私は卵が苦手なので、根本的に好きな味ではない。卵を入手するのが困難だと聞いているので、私みたいなもんがテンション低く摂取してしまって申し訳ないことだ。