仮面福祉会

できることを切り売りしています

そこは私ではない

月曜は恒例で電車がぎゅうぎゅうである。目の前に座る高校生はでかい荷物を足元に置き、しかし構わず身を乗り出てゲームをし、ガッツポーズをしてしまうぐらい、しっかり子どもなんだな。先輩がみんな大人に見えたのと同様に、通りすぎた歳の人は大抵幼くかわいらしく思える。

 

車内で通勤ではない集団に会うと、全員ディズニーに行くんだと思う。

 

時間外が第2ステージ開始みたいになって久しいが、定時までに片付ける努力を怠ってはならぬ。と、土日を越えて気持ちを入れかえた。うそ、入れかえてはないが、帰る意識を持つことから始める。早く帰ることへのモチベーションが欲しい。

 

帰ると母が、中村屋の巡業公演に行ってきたとパンフレット差し出してきた。その上に、長い髪が一本乗っている。何で。母の髪は本当にあちこちに信じられないぐらい痕跡を残してくるし、最早そういう儀式なのかと思う。

兄弟の巡業には、自身が全くターゲットではないことがわかっているので、ほとんど行ったことがない。そうこう言っているうちに自分が見たいものがこの世からなくなりそうだ。

 

大谷がぱかぱかホームランを打つので、これがチートかと怖くなる。プロが全員素人のようではないか。戦意がもたない。