仮面福祉会

できることを切り売りしています

小さくなってやがてなくなる

遅起きをして、人との約束に出かける。

2年ぶりぐらいで行くお店で、ランチ価格ががっつり上がっているのを噛みしめた。これで内容も貧相になっているのだから、この国は随分貧しくなったものだと哀しい気持ちになる。かろうじて味はうまい。

 

公園にゆくと、サザエさんのマンガで見る夏の浜辺のような賑わい。感染症のある前でもこんなに人出はなかったはず、という疑いを日に日に確信へ固めている。

花粉症ではないが、飛んでいるぞと聞き体が警戒しているのか、何となく疲れやたら喉が乾く。

 

先週約束を間違えた美容院へゆき、平身低頭謝る。普段遅れないのに珍しいなと思って電話しました、と言われて恥ずかしい。そう、私が遅れるのは根本的に間違っているときなので、早めに連絡をください…。

もう15年以上の付き合いになる美容師さんだが全く親しくならない。未だにウェブの仕事をしていると思われていることがわかり、何でもいいのだけど訂正しておいた。お客さんの情報覚えてるの大変だろうな、と、悪いような気がしてしまう。

髪で前が見えなくなっていたので、視界が開けそれだけで気が楽になった。こういう、全く意味のない苦行みたいになっていることが、時々ある。

 

義妹の実家から文旦が届いた。昨年も送ってくださり、そうかもう1年経ったのか、と感慨に更けるきっかけが思いがけない。これが結婚か。

毎日触れるほとんどのことが身につまされる。