仮面福祉会

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世間話の話

母がテニスで、かつてのママ友たちと集まる日がある。会うとそれぞれの近況を報告しあい、子どもの話、夫の話、親の介護の話、自身の体の話と、数十年にわたり移り変わっていくのがわかる。

 

これがもし私だったらどうだろう。この十数年は弟が結婚したぐらいで、あとは仕事、仕事、仕事の話しかないし、仕事で話せる話などそう、ない。家族がいるというのは触れる人生が増えるということだから、それだけで多面的になるのだな。

 

しかし話題から、心配事が常にあることもわかる。躁鬱で自殺してしまった親戚の話などを聞き母は、何があったのかしらとぼやいている。多くは、これ、という何かがないものらしいよ、と言ってみたりするが、距離感的にはテレビを見ているのとほとんど変わらないなと思う。