仮面福祉会

できることを切り売りしています

自動車王国

昨日力尽きてしまったので、30分ばかり早出する。忘れていたが、早い時間の電車は混んでいるのだった。スライドパズルの難易度が上がる。

車内広告では毎日旅のCMが流れている。ここに行ってみたい、と思わせるのが役割だろうが、映像で見た景色を実際に見ることが楽しいんだろうか、と、不意に思ってしまった。自分だって今までそうやって出掛けてきたんだが、現地に行って、これが紹介されてたやつか!って思うの、楽しかったっけ?あんまりにも毎日同じ広告を見るから、ゲシュタルト崩壊しているのかもしれない。

 

元気なうちになるたけ仕事を片付ける。イライラしないよう気を付ける。

昼休みに週末行事の資料を読み、全然やれる気がしなくて不安が募る。よくわからないのに応募するんじゃなかった。被災地で遭った、車のエンジンのかけ方すらわからない自分への無力感の再来を恐れる。恐れていてもその日は来るし、時間が経てば終わるんだけど。

 

雑談で、自動車が電気移行により変革期を迎えまくっている話を聞く。膨大な雇用を抱える自動車業界が、生きるか死ぬかという瀬戸際にあるんだから壮大だ。ビジネスの世界からドロップアウトしてしまった私がもしその中に立ったら、即死だろう。あれもできない、これもできない、仕事を得るに足る能力がない馬力も根気ない。こんなにないのに何で生きているのかしら。