仮面福祉会

できることを切り売りしています

染み付いたテンプレ

久しぶりに母と歌舞伎座へ行く。

感染があり、配役が全然違うことになっていた。以前同じようなことがあった際は、見たい役者が出なくなり完全に目的を喪失したが、今回は完全に俺得方向だったので気の毒なことだが幸運であった。

手塚治虫新選組が題材の新作で、朝ドラ並にてけてけ進むし漫画らしく大味でツッコミどころが多かったが、大道具に小技が効いていたのが良かった。玉突き配役の結果土方がおらず、代わりの役割を沖田が勤めていて、そんな新選組かつてあっただろうか。かつらとかも新しくあつらえ直したのかしら。苦労がしのばれた。

あとは踊りを見てほっこりしながら眠気と戦う。

 

幕間で食事ができないのでお腹を減らして劇場を出た。いつものランチの3倍ぐらいする中華麺を食べ、1時間ぐらい母とダラダラ話す。平日のデパートは空いていて心配になってしまうが、コラボカフェだけは行列ができていた。銀座は改めて見ると通りが海外の店ばかりになり、合法的に侵略されているなと思う。

 

そして決意をし、旅行カウンターで飛行機と宿を取りお金を払った。これでもう後戻りはできないぞ…。言ってもまだひと月以上の先なので、無事にその日を迎えられることを祈る。

 

それから人と会ってカレー屋に行って完全に食べすぎてくるしい。久しぶりに入った夜の飲食店が、閑散としていて不安になる。この店もなくなってしまうかもしれないな。