仮面福祉会

できることを切り売りしています

聞こえない蝉の声を聞く

おばあさんのところへ行こうといつも通り家を出て、バス停までの真っ直ぐの道を歩いていたら、視線の先でバスが横切るのが見えた。

まさかな…と信じられずバス停の時刻表を見ても、定刻まであと2分ある。しかし道路を覗き込むと、遠くにバスのお尻が見える。走る気力がなかったので、母に頼んで近くの駅まで車で送ってもらった。

遅れるならまだしも、早く出るのは…ダメだろう…。だってこの路線は、1時間に1本しか、来ない。

 

じわじわ暑いなか買い物を済ませ、久しぶりにかき氷に出かける。ずんだが出たから待ってでも食べたい。

お腹いっぱいになってるんるんしながら2駅先を目指し歩き出してしばらくして方向が逆だと気付いて戻る。じわじわと暑い。

 

帰り道の途中の家のご自由にお持ちくださいで、ゴーヤがカゴに入っていたので1ついただく。緑のカーテンをやってるんだろうな。長閑だ。

 

スポーツニュースはすっかり高校野球である。毎年この文化には様々な違和感があるが、楽しみにしている人がたくさんいてのことだと勉強の気持ちで眺めている。夏の祭や神事と同じだと考えれば若干腑に落ちることも多い。戦前戦後と今は、地続きなんだということがわかる。夏とはそういう季節だ。