仮面福祉会

できることを切り売りしています

言っていることがわかりません

ワイドショーに出ているコメンテーターが、選りすぐりの衣装でいるのを眺めた。着物の人もいれば、スリーピースでダブルのスーツを着込んでいる人もいる。冬であっても中々お目にかかれないおしゃれだ。着物もスーツも先細りの世界であるが、衣装ではなく普段着で、かほどの仕立てをする人がいる世界でできれば生き続けたい。しかしかく言う自分は楽なほう安いほうへ流れてゆくのだから、無責任なものである。

 

Tシャツジーパンで家を出て既に殺人的に暑い。暑いのはわかっているが、おばあさんの家と駅を往復する。途中PCR検査場があり、しばらく閑散としていたのに人が並んでいるようだ。あの商売がなくなる日はいつくるのだろうな。

任務を終えて涼みにスーパーに入ると、床に敷かれた段ボールに横たわるおじいさんがいてぎょっとする。しばらくして救急車が来たが、熱中症だろうか。

知り合いのお年寄りのことは全員、心配というか、無事かな(無事じゃないかもな)と常に思いを馳せている。

 

ジムに行き筋トレ。最近毎日数分だけきんにくんと筋トレをしているからか、上手くなっていると誉められた。あんなにちょっとでも意味があるのかな。がんばろ。

インターバルで陸上競技の話でひとしきり盛り上がる。

帰宅し世間話にその話をすると、父が、トレーナーは結婚相手の候補にならないのかと言う。何を言っているのだろうか。以前、専門卒の飲食店勤務という肩書きだけで反対をし、母など泣いて止めてきた前科があるくせに、専門卒のフリーランストレーナーはいいのかよ。意味がわからなくてイラつく。大抵のことはよく考えずに反射で言われていることがよくわかる。まともに取り合っては損をするばかりだ。