仮面福祉会

できることを切り売りしています

いらない胆力

夜中、ドアが閉まる音がで覚醒する。3時。ひとしきり悩むも、泥棒でないということだけでも確かめようと、起きた。階下に降り、玄関のドアが閉まっていることを確認した。ただでさえ寝苦しい夜である。

 

職場に着くと、土日の熱が溜まっている。一番乗りを誰かに譲りたくはないが、一番乗りだけが知っているこの暑さである。皆さんをお迎えするために冷房をつけ扇風機を回した。

コンビニの外のベンチでガリガリくんを食べている大人がいた。暑さが暴力的で真に死を感じるが、夏の風景としては最高の画だと思う。しみじみよさをかみしめた。

 

昼をちゃんと食べていても、6時にはお腹が減っていることしか考えられなくなる。それも折り込んで計画的に仕事をするのが大人だが、手当てをしないで毎日腹を空かせている。

 

夜のニュースはコロナと核兵器。搬送先がなくて亡くなった人の始終を映像でやっていて、切であるが、この撮り手は一体どういうことなんだろうとずっと考えていた。お医者さんが情報発信のために撮っているということなのかな。様々な考えの人がいようが、前線の専門家の使命感の継続されることの凄みに震えあがる。

核兵器のことは、超俯瞰で見れば滑稽でしかないのに逃れられない恐怖で人間であることが苦しい。この様子を見ていると子どもが欲しいとか考えられなくなる。過去の出来事とできる日が早く来るように願うばかり。

有事のときは大越さんを見て落ち着く。