新聞で、夜のエアコン温度設定28度というのは、もう少し涼しかった頃の話です、と書いてあるのを読んだ。28度は28度じゃないの。そんな相対評価みたいなことなのか。
暑いぞ暑いぞと天気予報で言われ心して家を出ると風がありさほどではない。騙されているかもしれない。
都心に出るとカンカンに日が照り眩しい。人と約束をし、人気店であるからと早めにランチのお店に行くも、帰るまで席が埋まることはなかった。通勤電車も繁華街もかき氷屋も、普段行くところには人がすっかり戻っているように考えていたが、場所によっては盛り返すのが難しい状況が続いているのだな。
その辺りをぶらぶらするつもりが暑すぎ、商業施設で何故か立ち話をして解散。
夜、美の巨人たちを見ていて、女優さんが作品に対して感想を折々言っていくのに緊張してしまう。何かを食べたり、ニュースを報じたりする番組でもいちいちコメントを聞くターンがあるものが多いが、上手に言えるかしらということが気がかりで落ち着いて聞いていられない。感じたこと、考えたことを言語化して伝えられるのはとてもすごいことと思う。でも、見ている我々にとって何の意味があるのかしらとも思う。
夜中いつまでも暑い実感があるので、新聞の情報に従って設定温度を下げた。温度計は28度を示している。
