仮面福祉会

できることを切り売りしています

命令はするが責任はとらない

7時前、寝癖のままモリモリ朝食を食べていたら、インターフォンが鳴った。

怖い。

まさか出て行けもしないので息を潜めた。

 

夏休みなのか、感染が多いせいか、電車が心なし空いた。

時々一緒になる車イスの人がいつも、スロープを持った駅員さんと世間話をしながら電車を待っている。私が車イスだったら、毎日の雑談タイムがプレッシャーでしかなかろう。かつて学校の登下校で、成り行き一緒にならざるを得なかった友達と、毎日何を話すか悩んでいたことを思い出す。

人に頼ることが多いのはそういうつらみがある。大人だから黙っててもいいんだろうが。

 

ここ数日悩んで決められなかったことについて、父に報告したところ、こうしなさい、という指示があった。こうしたら?じゃなくて、推奨もしくは命令ができる親よ、強いな。正直ありがたいが、ありがたがって親の言うことを聞いていいのか?この歳になって?という新たな悩みが生まれる。ああ嫌だ。嫌だが聞き入れることは決まっている。これが成り行きである。

 

気がかりでふうふう溜め息をついている間中、お腹が減っていた。