仮面福祉会

できることを切り売りしています

後悔を予測

雨音で起きる。

家を信用していないので、叩きつける雨やゴウゴウなる風が割り増しで恐ろしい。考えてみればこれから出かけねばならないことのほうが問題だが、室内は無防備だからそこにいるほうが怖い。

地球に怯える一方でBSのグレートトラバースは急な鎖場を降りていて、それを覗き込み追いかけるアングルの映像に、カメラマンはどうなっているのかよと心配になってしまう。山はすごいし田中さんも魅力的だが、どこかでずっと「撮ってる人」を意識してしまうところも、こういう映像の面白味である。

今日は長靴かしらと準備をしたが、家を出る頃には小雨になっていた。

 

せっせと仕事。昼に食べるものがなくコンビニに行き、狭い店内をウロウロするも全然決められない。多分ここにいる人間のなかで一番悩んでいる。みんなさっさと決めて買っていくのがすごい。人が手にするものを参考に何とか野菜と惣菜に決めて戻ると15分ぐらい経っていた。下手すぎる。

 

決めることの苦手さを思い知ることが増えた。進学、就職、転職と、方向を定めてきた過去はあるが、選んで決めたというより、網を投げておいて、引っ掛かったものに従って進んだだけで、つまり成り行きにまかせたという感覚が強い。そのスタンスに限界を感じているが、だからといってどうしたらよいのか。よくよく考えろ、というまっとうな神の声が聞こえる。