仮面福祉会

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ケガに憧れる子ども心

健康診断なので飲まず食わずでかける。昨日かき氷を食べてしまったせいかしっかり体重が増えているが受け入れた。

毎年、ベルトコンベア式に次々検査に送られて行くのにグルーヴを感じて気持ちよくなっているが、今日は初めからどうもつっかえつっかえでストレスが募る。恒例の納得のいかない問診を過ぎ、クライマックスのバリウムに臨むも何となく消化不良のまま終わる。

マスクをバリウムで汚した。

 

そのまま午前休に突入し、耳鼻科と眼科のかき氷を、稀にみる完璧なタイムスケジュールでおさめて天才だと思う。

耳鼻科で待つ間、カーテン越しに、喉を痛めて診てもらっている人の様子を聞いていた。喉が腫れているが来週から1週間アメリカ出張なのだと言って、色々な備えを処方してもらっているのが、なんか慣れていてかっこいいなと憧れてしまう。

 

耳も眼も問題ないと言われて出勤する。

汚したマスクの代わりに、人にもらったあの、嘴みたいなマスクを初めて着けた。今更だがこれは、すごく、密閉されていて苦しい…。あと、すごく視界に入るんだな。こんなマスクが意識に上がってきたのは久しぶりである。

 

家に人がいないので、帰宅してほとんど電気をつけず、適当にテレビを流して夜を過ごす。祖父と死に別れた祖母が一人で暮らしていた家のことが思い出された。もともと二人で暮らしていた家に、さぞかし心細かったろうな。あと、物理的に広くて管理が大変そう。

 

バリウムのために飲んだ下剤が寝る直前にようやく効いてきて、タイミングよ。