仮面福祉会

できることを切り売りしています

神々の遊び

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薄々気付いているか着々と体重が増えている。かき氷のせいなんだろうな。

 

根津駅の待ち合わせに、西日暮里から歩いて向かう。降りる駅を間違えたなと途中で察したが後戻りもできないので、特段楽しくもない道を黙々と歩いた。

成りゆきで盆栽を見に行く。

木であることは同じなのに、その木の一部を使ってまるまるぎゅっと縮小されてるように見せられているのが、ゲシュタルト崩壊みたいになる。ぐねぐねと理想通りの位置に枝が伸びるよう矯正し、ちょうど良い時期に花が咲くように操作するなど、神々の遊びだな。

育てることに興味がないわけではないが、枯らす自信しかないのでただ愛でるに止める。

それから根津神社つつじ祭りへ。鳥居の外から既にもこもこと花の山が見える。しかし個人的につつじはちょっと色を下品に感じていて、主張の激しさを両側から受けながら小さい山を巡った。それはそれで見応えがあるのは確かだ。申し訳程度に花を撮る我々に反し、モデルかくやというポーズを決め、「私」を中心とした写真を撮る人を見ると大抵アジア系の人である。写真に対する価値が全然違うんだな。というか、我々の、いや、私の写真に対する羞恥は一体どこから来ているのか、そちらが普通でないのかもしれない。

 

親子丼を食べ解散し、懲りもせずまたかき氷を食べようかと店に向かうが雨の中、列ができていて止めた。

 

気温は下がったがじんましんは治らない。鼻血も出続けている。元気だがちまちまとした不快が終わらない。