三鷹で舞台を見たのち、歯医者へ行く算段。ホールと歯医者は3キロほど離れているが、移動時間は20分ぐらいしかない。さてどうするか、という算数の問題みたいなことを昨夜から悩んでいる。悩んでいるがわかっていた。自転車で行くしかないのだ。
意を決し、自転車をこぎ出そうとすると全然フラフラである。なるほどタイヤの空気がない。どれだけ久しぶりなのか。泥だらけの空気入れで空気を入れ仕切り直し。
初め快適と感じたがすぐに日向が暑い。吉祥寺に近付くにつれ道が狭くなり、人が増え、歩みを進めるのが大変難儀。果たしてたどり着けるのかと不安であったが、いいところの駐輪場に停め狙っていたかき氷屋の空きにするりと入れてもらい、かき氷を2杯食べたうえにちょうど良い時間にホールに到着した。
天才である。
ダンスカンパニーの公演で、ご縁がありもう何度か見に行っているが、今回は少し既視感が強く正直乗り切れなかった。踊りはいつも楽しいし圧巻なのだけど、たまたま、前回、前々回見た演目と共通するテーマがあったからかもしれない。らしさとマンネリは紙一重で難しい。
花見のシーンで、紙吹雪が一杯に入った、玉入れみたいに高い篭を背負った人が、全身を揺らしてわっさわっさ花を降らせていたのが妙にツボで、1番印象に残った。
再び自転車をこいで歯医者へ。財布がすっからかんで途中コンビニによりしかしめちゃめちゃギリギリ間に合った。天才。
定期検診だったのだが、口の中を掃除されてる間、水が鼻に逆流してずっと鼻血が出ていた。一生治らないのでは。
そして帰りもある。いい加減疲れており、最後の油断で迷子になり余計な回り道をし、のろのろ帰った。暗くなり、急に涼しい。
久しぶりに汗をかいてじんましんが出る。そうかもうそんな時期か。痒くて寝付けないので難しい本を読んで眠気を待つ。すぐに眠くなって寝た。チョロい。