仮面福祉会

できることを切り売りしています

なにも言われたくはない

目覚める時間が遅くなり、通常使用の電車に乗る。乗降補助のバイトさんたちが生き生きしている。早い時間に比べ、車内の人の量はさほど変わらないが、降りる駅の人が明らかに多い。

 

久しぶりに人前で話さねばならず、スーツを来て出勤した。同じくネクタイを閉めた同僚が、ニットベストを着ていて途端に制服感が出る不思議。

こういう場がオンラインでされることがすっかり定着し、紙資料作成や当日運営に腐心しなくてよくなったのでとても楽だ。しかし相手がいる感じが薄く、緊張感を持ちにくいのが難点である。ただでさえ私は、出たとこ勝負で事前準備を怠るところがある。案の定だいぶ致命的なミスをしでかししかし、それについて苦言を呈する上司がいないのがぬるま湯過ぎて本当に、良くない…自省せねば。とても他ではやっていけないと怖くなる所以である。

2時間一人で喋って疲れた。

 

過干渉継続中の母がドラえもんのタオルハンカチをくれた。なんかいろいろ怖いがありがたくいただく。ドラマやマンガでよく、親子がぶつかりでかい声で言い合うみたいなシーンがあるが、私にはとても想像もよらない。常に両親の機嫌を窺いながら生活してるし、意見されたら、何言ってんのかなと思うことがあってもぶつからない方法を考える。何か通したければ、時を待ったうえで余程理論武装して臨む。ふつう、多くは、どうなんだろう。親子喧嘩をするあれも、恋愛ものと同じくファンタジー考えていいのかな。

四十近くなってもごく基礎の人間の営みがわからない。