仮面福祉会

できることを切り売りしています

何もないのに何かを待っている

思い切って冷房をつけて寝た。寝たり起きたりして朝起きると掛け布団がひっくり返っていたりする。掛けたり剥いだり忙しい夜。
体重が戻りつつあり胸を撫で下ろす。

選挙の香りのせいで、商店街の入口からビラ配りがされている。ここの政党の人は一歩前に出てくるので嫌だ。欲しけりゃ手を出すので進路に入ってこないでほしい。ビラ、貰ったこともあるがまじで大したこと書いてなさすぎるし。

自分のやっている仕事はパンデミックだからこそも甚だしいものだが、これだけ感染者が減ってもガッタガタになった雇用がどうしようもない限り終わりが見えない。なりゆきで13年後の話などするにいたり、私の一生よ、と思う。嫌だ。
新卒2年目から出向していたところでは、バブル世代の大阪出身BVLGARI好きの姉さんが部長で迫力がすごかった。その姉さんと今の自分は歳で言ったら大体一緒なんだよなぁと思うと、私は今まで何をしてきたんだろうなと苦い気持ちになる。姉さん、当時6、70歳の彼氏がいるって噂があったがマジだったのかな。言いたい放題だったんだなみんな…。
転職をする前に知り合った人々のことは、時々思い出してどうしているだろうと思うが、たぶんもう一生会わないんだろうな。あの頃に何か意味があったろうかと、つい無のことを考えてしまう。

近隣の家々がハロウィンの飾りつけをしている。やる気が漲っているな。
一方こちらは、借りた本を全然読まないまま期限がきてしまう。日々をただ消費している。