仮面福祉会

できることを切り売りしています

いつもご機嫌でいる方法を探る

足の短い犬がせっせと歩いている後ろを行く。尻尾の毛先が地面をなぞっていて、ボロボロになってしまわないのか心配、という気持ちではないなこれは。おそらく私は、あのしっぽでさわさわされたら気持ちが良いだろうなーと思っていて、つまり地面の気持ちになっていた。

かわいかった。

電車がじわじわと遅れていつも通りの時間に着かない。遅れてもぎゅうぎゅうにならないあたり、見えない在宅ワーク民をお陰様でと拝む。

仕事、いつもご機嫌でいたいので、イライラする要因を考える。とりあえず面倒くさがらずにさっさとトイレに行けということである。

テンションを上げたくてゲームブースターというラムネを買った。しかしカフェイン含有量で言えば頭痛薬がラムネ1袋の倍以上あると知り、さすが薬、と感心した。なるほど飲んで元気になるわけだが、何でもないのに薬を飲む勇気はない。ラムネの効果は特に感じられなかった。

電話。あれこれ突っ込んでくるが、怒鳴るとか死ぬしかないとか言わない人は話が通じるので全然平気である。しかし電話を終えると周りの人に拝まれ、なるほど電話対応にも相性があると見える。

雨と雨の合間をぬってうまく帰った。