仮面福祉会

できることを切り売りしています

始める決意は無になってする

従来よりの知り合いや友達が、仕事や家庭の話ばかりで会ってもあまり面白くないように感じてきていた。一方でこのところ仕事以外で知り合った人たちとは、世間話的にどうでも良いと思われそうな自分の話をざっくばらんにするような展開になることが多く、それぞれの些細なことが全然思いも寄らなかったことだったりして面白い。
多分利害関係がないから無防備なんだろう。話したくなければ話さなければいいし、家族的に思い付いたままだらだら話しても、それなりに遠慮があるので否定するようなことはし合わないし、嫌になったらもう会わなければいいという逃げ道もある。新しいタイプの知り合いで自分にとってはとても良い。

最近そのような知り合いの話を聞いていてたまたまだとは思うが、コンプレックスを払拭するために挑戦していること、というトピックスが重なった。
自分のこのようなところを改善すべきだと分析して、対策を講じていく様を聞いていると、何かもうえらい。すごい。しかしそんなにみんな、直した方がよいところがあるだろうかと心配だ。

福祉援助の基本はエンパワメントと心得ているが、実際それに浸かりすぎている。苦手なものはしょうがないじゃんと思ってしまい、できないことをできるように頑張るという発想を忘れがちだ。
私の知り合いたちはそんなに思いつめなくて良いと思うが、私はもうちょっと自分の改善点について真面目に考えるべきだ。

ところで今知り合いといっている人たちのことを、友達というようになる日がくるんだろうか。