仮面福祉会

できることを切り売りしています

足元を見て判断する

皇居の周りを走っていたら、裸足の集団に遭遇した。
山伏か。

職場のランニングクラブに何か組み込まれていており、何カ月にいっぺん気分次第で皇居を一周歩いたり走ったりしている。今日はやる気があったので走った。いだてんを見ているので走れる気がしたのだ。
走れなくはないが持久力が全然ないので大人の自己管理で最後の1キロぐらいは歩いた。

ただ走るだけでこの体たらくなのに、裸足で走るとはどういうモチベーションなんだろうか。かく言う自分も、しもやけができているのに裸足生活がやめられず、できるだけ裸足の感覚に近いサンダルを求め続けているので、もしやそれと一緒なのか。

着物の時は必ず足袋を履かされるが、歌舞伎を見ていると裸足の人も多いように見える。いだてんでも四三が足袋に出会うのはどうも東京に来てからのようだし(目下問題の足袋屋の話は置いておく)、多分庶民は日常的に足袋を履くようなことではなかったんだろうなと思っている。
だから私も着物の時もできれば裸足で下駄を履きたいと思っているのだが、どうもはしたないらしく、なかなか。まぁ着物を着るタイミングなんてもはや改まった時でしかないから、しょうがないけど、裸足の着物文化はいつなくなってしまったのかしら。

しかし歌舞伎の幕間で作業をしている、たっつけ袴の大道具さんの出で立ちがかなり好きだ。あれは足袋を着けないと様にならない。
地下のコンビニで大道具さんに遭遇したときに本気でナンパしようか迷ったが、やっぱりしておけば良かった。