仮面福祉会

できることを切り売りしています

試行錯誤をして結果を出す面白さ

このあいだ、高齢施設の研究発表会みたいなのに行ってきて、大変面白いなと思った。
取り立てて研究とするほどの内容かいなというものだったり、
結果が出ていなかったり、まとめが曖昧だったりするものもあるんだけど
現場で働いてるみなさんが、一生懸命日々考えて仕事をしながら、それを研究としてまとめて提言してる、というのがすごいなと思った。

研修などでよく事例検討というのをやるのだけど、推理物のようで面白いなとこっそり思っている。
例えば、高齢の認知症状のある人と意思の疎通ができなくて、本人だけじゃなく親族なんかからも話をよくよく聞いてみたら、50代の自分として生きていることがわかった。とか
「風呂に入りましょう」と誘ってもダメだったけど「風呂に入れるの手伝ってください」と言ったらすんなり風呂場に来てくれた。とか
発生した課題に対して、観察や検証を繰り返して取り組んでいくさまが熱いし、うまく行ったときの感じとか、何てんだろうか、池井戸潤的な痛快さがある。いやちょっと言い過ぎた池井戸潤読んだことないし。

でも、そういう面白味があるなと思っていて
自分は今の仕事に就く前、WEBのデザイン作ったりそれを組んだりしてたのだけど
試行錯誤してくのが面白いって思ってるのは、同じかもしれない。
(ただ、福祉の方はほとんどうまく行かなくて、WEBの方は期限までにうまく行かないとマジやばい)
そういうとこ、打ち出していきたいなと考えているところ。