社会福祉六法というのがあって、その中に児童福祉法というのがある。
その中に「虐待が疑われる児童を発見した者は通告しなければならない」と、(だいぶ端折ってるけど)書かれている。なければならないのです。
今たまたま仕事で、福祉とは?という話をしなきゃいけない機運が高まっているので、今更教科書を開いてみたりしている。
でもそこはおさえるとして、自分が福祉とは?を話すとして、何を知ってもらいたいかしらというと、他人事じゃないのですよということに尽きるのかもしれない。
福祉の話をすると時々「何でそんなやつ助けなきゃいけないんだ」発言を召喚してしまうことがあって、何かよっぽど生きづらいんだろうなぁどう言ったら消化されるのかなぁと思う。
例えば児童虐待があったら、何でそんな子ども助けなきゃいけないんだって、誰も言わないでしょう。
児童虐待は直接的には、児童相談所とか関係団体がそのケースにあたる。それは福祉の分野と言っていいかなと思う。
直接的に関わる仕事をしてる人たちは、身内贔屓って言われるかもしれないけど、多分一生懸命考えて、動いてると思う。それでも残念な結果になることがある。
そういうときはもちろん、どうしたらよかったのかとか、今後どうしたらいいのかとか考えるんだけど、社会からも色んな声があがる。
例えばそのニュースを聞いた人が、仕組みがおかしいって思って政治家になるかもしれないし、同じことが起こらないような技術開発をするかもしれないし、虐待する人の心理を研究するかもしれないし、虐待かなって思ったら迷わず通告しようって思うかもしれない。
福祉が他人事じゃないっていうのは一つ、そういうルートから入るのもありかな。
ところで通告については、福祉事務所、児童相談所、民生委員、民生児童委員のどれかが良いと思います(緊急性が高いときは警察)。
ご近所のことだし違ったらぎくしゃくしそうだとか、実際警察が来てショックだったって友達もいたりするので、ためらう理由はあるのわかるんだけど、最悪死ぬってこと考えたら、思い切ってしなきゃダメだなって自分に言い聞かせております。