仮面福祉会

できることを切り売りしています

人のつがなりを金で買う

例えばオートロックとか、コンシェルジュとか、どこでもドアホンとか、セコムとかアルソックとか、GPSとかあんなアプリとかこんなアプリとかがやってくれることって
かつてはご近所さん同士で、留守中お願いね、とか、その辺にいる子どもに声かけるとかそういうことで、何とかなってたことだよね、という説がある。
ご近所さん同士で何とかなってたかもしれないことが、単身世帯が増えたり、ご近所付き合いが一般的じゃなくなってきたり、そもそも生身の人付き合いって面倒だよねっていう風潮になってきたりで、サービスとして売り買いするようになってきた、っていうものが結構ある。
その結果、ちょっと前の時代よりも生活費がかかるようになったり、お金のありなしで生活に差が出たりしている。

周りの人と同じように生活するには困る、というレベルで困ってる人に、最低限食べて生きてはいけるからいいじゃん、それは困窮って言わないよね、って言うかどうかは、今の「福祉」の考えでは、「言わない」んだろうなと自分は解釈している。
個人の考えとしても、本人が真に困ってるならそれは、何とかしないといけない問題なんだと思う。

「我が事・丸ごと」の地域づくりをしましょう、というのが厚労省の方針であって、そのためには何が必要か?みたいなことをほうぼうで話し合っている。
(「支援する人」「支援される人」というような枠組み作るのではなく、様々な状況に応じて互いに支えあえる地域にしましょう、的な話)
その方針がどうなんだとか、厚労省がどうなんだとか、ご近所付き合いがなくなったのが悪いから元に戻しましょう!みたいな極論とか、そういう意見を言うとか言わないとかじゃなくて(戻れないのは多分みんなわかってる)
起こってる事実と問題になってることを淡々と理解したいし、欲を言えば、あんまり逆らわない力加減で、いい方向に仕向けられる人間になりたい。

ちなみに、多分金で買わなくても済んでる地域もたくさんあると思うんですが
小学生の時から今住んでる地域(東京都内)にいるので、東京基準になってしまうことをお許しください。