仮面福祉会

できることを切り売りしています

ステレオタイプ高齢者

自分の時代感覚が信用できないので難しいことが多い。

個人的に「高齢福祉」を認識してから10年以上経つのだけど
対象としている高齢者のみなさんそのものとか、提供してるサービスとかの印象が、あんまり変わらないのが不思議だなと思っている。

最近90歳ぐらいの人と関わることがあったのだけど
デイサービスの歌の時間みたいなので、戦前の教科書に載ってた歌をやって、懐かしかったわと言っていた。
いまだに戦前の歌を歌って喜ばれているのか。喜ばれているのか?その時代の歌、いま高齢施設使う人の何%ぐらいがど真ん中なんだろうか。

多分昔に比べて元気な90代の人が増えたから、10年前よりも今は幅広い年代の高齢者がサービスを利用してるんだろうなと想像している(調べりゃわかるんだろうけど横着してすみません)
そんな中みんながわかる内容で楽しんでもらうってすごく難しいし
10年前に利用してた人がいまだに利用してるし、戦前育ちの人もまだまだ多いから
10年ぐらいじゃ定番は定番のままで、あんまり印象が変わらないのかな。
たまたまそのデイ的なやつがそうなだけかもしれないんだけど、
何か竜宮城みたいだ。

でも、例えば職場としての施設は10年でだいぶ変わってるし
最近高齢者になったみなさんは10年前の高齢者と全然違うから(高齢者:65歳以上)、今後はもっと変わってくと思う。
どうも時代がゆっくり進みがちだからか、あんまり良くない印象も持たれ続けるのは、ちょっと損してるなと思っている。
変わらないわけないってことを若いみなさんにお伝えしたいものである。

ところ、着物着てお団子頭で老眼鏡かけてる、いじわるばあさん的ステレオタイプおばあちゃんとか、自分が子ども時代ですらほぼいなかったけど、もはやあれは象徴ってことで今後も受け入れられていくんでしょうか。