仮面福祉会

できることを切り売りしています

比較して、なにかがおかしい

朝起きると加湿器が止まっている。昨年より騙し騙し使っていていよいよダメかもしれない。フィルターを替えたいが売っていないのだ。

寒いぞ、という予告を受け、分厚いセーターを着て出かける。
必要があり婦人科へ。初めて行くところで、エレベーターの扉が開くなりたくさんの人が同じ方向を向いてイスに座っておりぎょっとする。即待合室という作りなのか。たくさん人がいるのは夫婦連れが何組かあるせいだと気付いた。受診するのは主に女性だがなるほど、風情だ。
心配していたことについて明朗に応えてくれ、十分に意を汲んでもらい安心した。病院選びは賭けの感があるので、うまくいったことで満足しすぎて1時間半かかったけどそんなことはもうどうでもいいです。

よかったよかったと荷を下ろした気持ちで、期間限定のパイを食べに行く。ピーナッツバターチョコクリームというトゥーマッチな名前に違わず、容赦のない甘さにふるえいっそ頭が痛くなるほどであったが、総じてうまくて多幸感に包まれた。
この店はホールスタッフさんを捕まえるのにひと苦労するところが難であるし、最近パンケーキが小さくなったしセットドリンクがなくなったが、閉店せずに頑張ってやってほしい。

加湿器のフィルターがないかと電機屋によるが、それ以前に加湿器が売り切れまくっている。世相だ。代用できそうなものを試しにメルカリで買った。

地下鉄で、コロナ対策をしていますよ、という東京メトロのプロモーション映像が流れている。駅員さんが車両の窓を下げる様子が演出としてスローモーションになっており、これはちょっと、おもしろでは…と思ってしまう。印象的に描かれる題材が常ならめちゃめちゃ普通の行為すぎてすごい。

全然すべらない話を片手間に見る。些細で短い日常の話が好きだ。