仮面福祉会

できることを切り売りしています

あの人もあの人も、困ってないだろうか

わーわー言ってるうちに1日が終わるのがありがたい。
3月まで所属していた部署の人が私が働いているのを見て、戻れてよかったですね!というコメントをくれた。余程活力を得ているように見えるらしい。たしかに、意義はクソみたいな仕事だが全力でやっているのは明らかだ。

全力だが1日中座って電話をしたり入力したりしているだけなので、出勤しても全く歩数が稼げない。もし、外交を主とする仕事を仕事と思って社会人慣れしてたら、全く生きた心地がしなかろうな。私もそういう仕事のほうが「価値ある仕事」っぽく思われてる気がしており、できるようになれたらいいなと思わないでもないのだけど、今のところ向いていない感じがしている。

自分の所属している組織は、本来的には「全ての人が安心して生活できるような地域をつくる」ためにある。それで仕事のひとつに、生活につまずいた人が立て直せるように、一緒に考えつつちょっとお金を貸す、というのがあるのだが、なまじ機動力があるものだから、有事になると金を貸すところだけいいように使われて注目を集めてしまう。
これをきっかけに地域の人たちが本来の役割まで知ってくれればまだ救われるのだけど、「金を貸してくれるところ」以上には認知してもらえないだろうことが悲しい。
災害時のボランティアセンターも同様で、あれも被災した地域の人が日常に戻るための支援の一環なのだけど、ボランティアをいかにうまく回すかみたいなところにばかりスポットが当たりがちである。こっちはまだ伝わり方が悪くはないからマシかなと思うけど。

早くこんな状況から足を洗って、地域の困ってる人を本質的に支援したいものですよね。