仮面福祉会

できることを切り売りしています

ベルベットイースター、夜明けの朝?

もう随分前になるが転職をする直前、腹を括ってWEBデザイナーだと名乗っていた。しかし大学では社会福祉をやっていた者なので、デザインに自信があった試しは全然ない。それでも何の因果かデザイナーめいた仕事を何年かやってお金をもらっていたので、今になって時々、デザインを軽視する者に対して猛然と腹の立つことがある。なんで、画像の縦横比を変えて平気な顔をしていられるの。解像度の低い画像を平気で使えるの。ピントが合ってないことに気付かないの。画像の高さとか揃えないの。余白が揃ってなくて気にならないの。背景色と同程度の明度の色の文字を置くの。角丸が丸すぎるの。それらについて、別にいいじゃんという態度なの。良くない、デザイン、見やすさ、だいじ。

ストレスが過ぎて思わず断末魔になってしまう。

福祉のいいとこもっと知ってもらうためにどうしたらいいかな委員会に出席する。参考例として委員会のリーダーが、過去に作った動画を見せてくれる。情報番組風に作ったんだよー面白いでしょうと自慢気だが、ださい、つらい。だささが素朴でいいという世界もあるが、ちょっといいものを狙って作った結果ださいので涙が出る。しかし自分がマイノリティであることを感じており、価値観が揺らぐ。世の中、こんなもんでいいことのほうがきっと多いんだ。
我慢がならず、インフォグラフィックとかにしたらいいんじゃないですかね!と乱暴な球を投げた自分もださくてやっぱり涙が出る。

ようやくSpotifyで好きな曲をかけられるようになってきた。そういえばと思って荒井由美の曲を聴いたら完全にノスタルジアに沈んだ。親が何故か家と車中の音楽をほぼ全てユーミンにしていたせいで、子ども時代のポップスの記憶がユーミンしかないといって過言ではないのだ。ちくしょういい歌だなぁと遠慮なく感傷にひたるも、歌詞の記憶が適当すぎてちょっと笑う。