仮面福祉会

できることを切り売りしています

日常の営みの下手さ

夜中寒くて鼻水をたらして起きる日が続いたので、布団を2枚にして寝たら温かくよく眠れた。早くそうすれば良かった。こういう、毎年あるはずの学習の記憶がなくて不思議だ。
何度経験しても上手くできないものの1つで、相変わらず予定がない日の予定が決められない。候補にあげる選択肢が悉く億劫で、阻害因子はなんだと考え込んでいるうちに昼になる。

とりあえずプリントしたいものがあったので実家に行く。日光に行っていたのだと、眠り猫の根付けととちおとめのキットカットをもらう。私は栃木で泥出しをしたわと告げると、同じ栃木県内で何だか悪いわねと母が言う。そういうことを言われると個人的には大変やりづらい。私は休みにひとりで計画して旅行しようというほうがお金がかかるし面倒な気分だったというだけで、両親で連れ立って日光へ遊びにでかけるのは大事なことだ。ちゃんと日常を送る人がいないと世の中は成り立たない。自分も含め、後ろめたさを感じる人も受容できる度量が欲しい。

候補にあげたものが全て後手に回ったため伊勢丹の英国展へ。スコーンとかキャロットケーキとかギネスケーキとかプディングとか、空気を抱かずぎゅうぎゅうに詰まった感じのイギリス菓子が好きで、本気でどこかに習いに行って自分で作れるようになろうかとちょうど考えていたのだ。
何がしか買うぞと意気込むも、スコーンを売る店がことごとく長蛇の列で、種類もほとんど残っていなくてこんなにかよと驚く。スコーン以外のイートインはそうでもなかったので気合を入れてクリスマスプディングを食べる。ブランデーバターを付け合せてくれ、一切れでものすごいカロリーを感じる。そして990円。体験への投資の決断だ。

家での夕食を魚肉ソーセージで済ませることにいい加減飽きてきたので、帰宅して手羽元を圧力鍋で煮込む。料理をめんどうがってあまりやりつけないせいか、食材の適量がわからず大量に作り過ぎてしまい、いつも追われるように食べることになる。それでまた料理が億劫だというサイクルで今のところ生きています。