仮面福祉会

できることを切り売りしています

記憶が足を引っ張る

起きると6時だ。朝ごはんを食べ本を読み頃合いに2度寝をする、という流れに慣れた。
昼前に起きたくはないがと片隅に思いつつ体を動かし掃除をしつつ米を炊き野菜スープを作りつつ化粧をし出掛ける準備をした。万事うまく収まった。天才。かつて友達に朝の弱い強いについて、起きてないけど活動している、と評されただけある。

ぶらぶらと紀伊国屋書店に入ると、今月のゼクシィは売り切れました入荷の予定はありませんと、張り紙がある。おお?ゼクシィって売り切れるようなものなんだ…と思っていたら、別のところで男女が、ポスターはあるけどないねーと言い合っていて果たしてゼクシィのポスターであった。おお…なんて、CMのように幸せな世界だ…。

ひと月ほど前にイヤホンを忘れたと思われるお店にランチへ。しっかり保管されて受け取れて嬉しい。失くしものは今のところ大抵出てくる人生だと思う。
ほくほくして肉を食べる。なんとなく婚活男女が多い気がする。お互いの情報を擦り合わせるような会話がそこここから聞こえ、ふあーと思う。想起。
隣の男女がうまそうな肉を半分ぐらい残していて大変もったいない…もったいない…ということばかり考えていた。そのスペアリブちょっと私にくれませんか。驚きの意地汚さだ。

献血をしに行く。ここ半年ぐらい趣味ぐらいしている。本を読むならカフェに行くより血を取られながらのほうが無駄がないという考えからくる。

献血ルームに置いてあるだけ全部の鬼滅を読みきってしまった。大体パターンがわかり、そのパターンが楽しいんだということがわかった。この鬼にはどんな気の毒な境遇があるのかなというところが私にとって佳境だ。
人が死んだというニュースを見るとまず死因を知りたい自分たるところだ。それで同情するわけでもなく、なるほどと認知するだけだが、書けば書くほどヒドい。

血を取られながら陸上の日本選手権を見た。たまたま高跳び、高く跳べてすごいこと以上に、上手に掻い潜るな!ということに興奮した。