仮面福祉会

できることを切り売りしています

あの子は迷わず来られるかしら

よく晴れている。今日も1人でリフトに乗っては滑り降りる。貧乏性なので全てのコース一通り行こうと欲張り、非圧雪のところであーだめだなーと思った瞬間案の定派手に転んだ。しばらく重力に身を任せたのちようやく止まり、やれやれと立ち上がったら首が筋肉痛になっていた。

午後になり弟が合流し道連れができる。焼けると遊んできた感がすごいから日焼け止めを塗りなさいと助言する。弟もいい大人、というかもはやおっさんなので色々言わなくても一人で何でもできるはずなのに、父母も自分も、どうも信用してやれず過剰に世話を焼いてしまう。
弟を後ろにつけて山頂に行き、展望台にのぼるなどする。景色はすばらしいが緑が多く、雪の少なさが実感される。

もともと空いているスキー場ではあるが、暖冬だし、ここで働いているみなさんはシーズンの年末年始土日以外も同じように働いているんだろうかと不思議。そこそこ客がいる土日でさえも、リフトの案内をするスタッフのおじさんとか、寒いけど暇だろうしそんなお給料もらえないだろうなぁと失礼なことばかり考える。何か本業があるんだろうなきっと。山の手入れとか。
泊まった山荘には、60~70代ぐらいのおじさんたちが集まりわいわいしていた。示し合わせて来なくても土日に来れば知り合い誰かに会える場所らしくみんな楽しそうだ。こういう程々に人がいて居心地がいいところが、この先もずっと存在できると良いなぁと思う。

別行動をしていた母に山頂の写真を見せると、2人で撮った写真はないのかと言われた。そういう発想がある兄弟ではないんだ我々は。