仮面福祉会

できることを切り売りしています

イカを体に貼り付けて運ぶ

あれもこれも、仕事の他にもやることがあり時間が足りない。これは、忙しいのかもしれない。上手く処理できていないのですと公言するようで大変恥ずかしい。
子どもの頃から忘れ物をしないではいられなかったが、最近ちょっとひどくないかと怖いから気付かないふりをしている。移動するたびに何かを忘れているし、ちょっと目を離すと直前に考えていたことを忘れる。それに加えて食べ物をこぼす。水をこぼす。物を落とす。物にぶつかる。もの忘れというか、注意力が散漫過ぎるのではないか。怖い。

昨日の濃い飲み会で、小笠原村の人に会った。小笠原の人、というかその人の独自性なんだと思うが、声がでかく、熱があり、常にアクセルベタ踏みという感じですごかった。だいたい酔っぱらっており一瞬であちらこちらに話が飛ぶがどれも全力だ。
福祉の同業者の先輩なのであるが、「釣ったイカが岩壁に貼り付いちゃったから取ってくれ」と事務所に電話があったから、イカを剥がして自分の体にくっ付けて岩壁を登ってきた、という話が初めから終わりまで意味わかんなくて面白かった。
その他メンバーも同様に熱がすごいおじさんたちだったので、余計なこと言うとペラッペラなことが露呈するし燃やされそうな感じがあったので、内心びくびくしながら笑っていた。後から考えたら、その分野の知識がなかったり興味がなかったりするのはしょうがないし、堂々として色々教えてもらえばいいことなんだよなぁと、自分の小ささにガッカリする。ちゃんと結果を出してる人を前にすると怖くてしかたがないし、日頃やってる仕事は一体なんの意味があんだろうなと脱力感に見舞われる。

しかしそもそも日頃の仕事すらまともにできているとは言えない。ちゃんとしよう。ちゃんと集中しよう。ちゃんと食べてちゃんと生活しよう。