仮面福祉会

できることを切り売りしています

東京に行商に出る

雨の合間に賭け、自転車で出掛けた。
家を見に行くことになっている。

賃貸のように綺麗になった状態ではなく、目下居住中であったり出て行きかけだったりする部屋を見るのが興味深い。完全に知らん人んちに入り、他人の生活を垣間見る不思議。
ひとつの部屋を、住人が部屋で亡くなったので少し安いのですと紹介される。私は死んでしまった人間のことはしょうがなかろうと思うほうだが、嫌がるのは憑いてるかもとかそういう理由なのかな。私が想像力に欠けているのだと思う。

わかってはいたが、毎日食べるものも決められない自分には結構な試練である。どうしてもここということもないし、どうしても嫌ということもない。ただ今ストレスに感じていることがなくなってほしい。
回っていたら昼を過ぎてしまいお腹が減り余計に色々考えられなくなる。

今日はあの店と決めていたところのランチタイムが終わっており、どうしようと考えているうちに東京駅まで来てしまう。新作が出ていたのでまたパンケーキを食べた。安心の満足感に落ち着く。

三越に行くと入口が制限されているのもあり、賑わっていると感じる。外国の人がいなくてもこのぐらいにはなるのだな。みんな粛々としかし連休を嗜んでおり良かった。
目的である化粧品を買い、試供品をもらい、任務を果たした。

途中とおりがかりで何かと野菜が売られており、有楽町でピーマンを、東京でジャガイモと玉ねぎを買い、ネギをもらった。背負ったリュックが徐々に重くなり、ネギを生身で納めた辺りで配給にでも来たのだったのかな私は、となる。

帰ってひとまず買った野菜を切り刻んでしまった。

気を抜くと呆然としてしまう。今日は昼寝をしなかったので夜すぐ寝た。