仮面福祉会

できることを切り売りしています

価値がない

寝坊。起きて20分で家を出て事なきを得る。

所属部署は今日もぼやぼやしている。マラソンのニュースを見て上司が、知事に知らされたの最後だったのかな、相当イラついてるねとか世間話をしてしまうぐらいのものだ。マラソンはオリンピックの花形だものねと言うので、そうだろうそうだろうと、金栗さんすなわち勘九郎について鼻が高い気持ちになる。パブロフ。
復興オリンピックとか言っているのだし、私は東北でやったらいいと思います。

職場の中で、災害対応で大わらわになっている人たちを羨ましく思う。大変なのは大変だろうが、組織で役割を果たして経験値を積んで能力を上げて一目置かれる存在になっていくんだろうな。
入職して以来、何か価値を生み出さねばならないと自分なりにいろいろ試みるも、今のところ全く結果がなく、それはお前の努力と能力が足りないせいですという天の声が聞こえて悲しい。

iPhoneで作った音楽をYouTubeに上げて世界中に広がるような、10代20代のみなさんが活躍する文化的なものについて、知らないことが怖いのと、未だに自分の凡人無力感をいちいち感じるので、もはや触れることができない。音楽についてはそもそも概ね興味がない。そういう自分が無価値と思われるのがまた怖い。

文化ならまだよいがこれが、起業や社会活動なんかになってくると、若くして行動力があり何かを成し遂げて価値を作り出している人たちを見るのが本当につらい。時間と衣食住と健康な体がきっちり揃っているというのに、私は一体何をやっているんだろうかという平凡な思いが頭を占める。