仮面福祉会

できることを切り売りしています

これが夜逃げである

夜中、壁をガリガリキーキーいう音で起き、寝、起き、朝。間断なくガサゴソガサゴソと存在を主張している何か。ネズミかあるいはもっと大きい何か。
隣人が大変に怖がり朝からガンガンにグループラインに報告をする。いや無理ないと思うな私も嫌だ。そそくさ早い時間に家を出た。

1人お休みの状態で引き続き仕事。これは忙しいな!と認める。電話件数を数えるが60本ぐらいで多いのか少ないのかわからない。コールセンターじゃねぇからな。

この感じでもあっしは来月返品されちまうんですかねぇ。ということも側に置きつつ今後のチーム編成のことなど話し合う。

帰り際、生き物問題はどうなりましたかねとラインを見るが、私が60本の電話をする間なんの動きもなかった。えー大家さんどういう神経してんだふざけんなよーと耐えきれぬ思いになり、5分ぐらい迷ったが荷物をまとめて実家に逃げた。睡眠不足で仕事に臨めるほどの余裕がない。

実家に着くと、父親が知らん大家に対してぷんぷんしていた。そういう住みかを選んだ私の迂闊さを指摘されるかと思ったが、私に甘いな。
ああ安心して心安らかに暮らせる食う寝るところに住むところがほしいなぁ。