仮面福祉会

できることを切り売りしています

長い夏休み

暑い!だるい!対策を優先して簡単な衣服を選んだ結果、小学生みたいなかっこうだが胸を張って出勤する。
薬局の店先に並んで座り缶チューハイを飲む若者を横目に通り過ぎると、駅前の広場には段ボールを敷き強い日差しを背に受け寝ている人がいる。もうそこそこ暑いが死なないかなと心配になったところ、清掃ボランティアのおじさまおばさまが、まぁまたあんなところに寝てーと言いながら近寄っていった。
夏の朝の風景。

昨日の殺意の発端について、全ての職員が見事に見なかったことにして粛々と仕事をしている。
アバンギャルド引き続き。加えて他にも1時間コースの電話を受け、よくまぁ一方的に長時間話し続けられるなぁと感心する。ラジオパーソナリティーだってフリートークだけじゃもたんじゃろう。
こちらはほぼ相槌を打っているだけだが、相手が段々砕けてきて個人的な話をしだすのが面白いといえば面白い。非通知でかけてきてるのに身元が明らかになってくるのがちょっと愛おしい。長く話を聞いてしまうのは良くないのだが、みんな頑張って健気に生きてんだなーとしみじみしてしまうことが多い。
しかし相槌もなかなか難しく、肯定できないところは「そうですか?」とか「うーん」とか言ってごまかしているが、同意とみなされかねない。スキを見つけて「ここは確かだがここは答えられない」ということを明確に伝えるようにしているが、危ない橋で結構ジリジリする。

土木作業員さんや清掃の仕事をする人たちのことがありがたく私は本当に大層尊敬しているのだが、日給月給だったり不安定就労で公的施策が使えないことが多く、むーんむーんとしょっちゅうもどかしく思っている。

9月からの行き場が決まらないままもう来週で8月が終わりではないか。先月の二の舞も甚だしく学ばな過ぎ予定調和過ぎで笑える。