仮面福祉会

できることを切り売りしています

葬式のあとに踊り狂うようなやけくそ感

チャーハンを食べるんだ。
と心に決めて、昼休みに出る。NHKの記事で、官僚のみなさんの多くは昼を500円未満で済ませているというのを読んだので、私は給料のわりに昼にお金をかけ過ぎだなと思うも、食べ物への執着を捨てられない。チャーハンを食べ終え満足したそばから、相席の人が食べていたメニューが気になり次回はあれを食べようと心に決める。

道すがら駅前で、リクルートスーツの女の子たちがまとまっていた。何か説明会とか研修とかそういうのかな。
黒のスーツ上下にトレンチコート、という出で立ちは就職して10年以上経つ今もしない訳じゃないのに、大学生や新卒さんたちはとは違う。見た目の問題とは別に、勤め人はあんなにつるまないんだな、ということに思い至る。自分の同世代でも、スーツ来て10人ぐらいではしゃいでたら大学生と間違えられないだろうか。

夜は踊りを見に行く。すばらしく動ける人を近くで見られて幸せだ。写真を見て気温を想像できないように、踊り続けたら疲れる、ということを不思議といつも忘れている。ダンサーさんたちが息を切らせているのが聞こえて、そうかそうだよな、と気付く。
地球上の色んな踊りをイメージで踊っていくターンで、ジプシー「っぽい」のが、やけくそ感がすごく面白くてめちゃめちゃ笑ったが、検索したら全然違った。あれ本当は何「っぽい」だったんだろ。
加えて、音が全部ライブなのがとてもよかった。トランペットからギター、バイオリン他、様々な楽器を一人が次々弾きこなしてちょうすごいのに、完全に裏方然としているのがかっこよかった。

良いものを見たわいとほくほくしたが、クッション座布団席だったので尻が痛すぎ、尻が痛くなる理由を調べてから寝た。