仮面福祉会

できることを切り売りしています

親の嗜好をどうしようもなく受け継ぐ

朝起きると布団に体がめり込んでいるのかぐらい重かった。
同居人にもらった梅の実で梅酢みたいなものを作ったのを着々と消費する。丁寧な生活、と思って恥ずかしかったが重宝している。

部屋を出ると外、という家に住んでいるので、虫が部屋に気軽に入ってきてもはやあまり気にしていない。虫たちはふわっと入ってくるわりにどうも出口は見つけられないらしく、放っておくといつまでもいる。虫がそんなに長生きするわけないので、出られなければどこかで死んでいるんだろうな。それはちょっと嫌だ。

なんやかんやあってよさこいを踊る。
方々で盛り上がっているよさこいの波に、接触することなく横目で見ながら、あれはいったい何なんだろうなと思っていた。それで今回よさこいは昭和29年に作られました。という話を聞き、そういうことかと安心を得る。
横目で見るよさこいについては、出で立ちに品がないものが多いような気がして、そういうところがちょっと苦手だなと思っている。ただの悪口だがビカビカギトギトして演歌の世界のような、こってり野蛮で、好みではない。
しかしこのたび踊ったよさこいはなんか、ラテンっぽい感じでバカバカしく単純にアゲという感じが楽しかった。たくさんたくさん練習し、衣装や演出道具もこだわり、舞台に立ってどうだと見せつけるようなのは敬遠してしまうけども、あのようにみんなでうわーっと踊り頭からっぽにするようなのもあるのは、懐が広くていいなと思った。

部屋に蜘蛛がずっといて、ちょっとずつ移動している。