仮面福祉会

できることを切り売りしています

期待しないで保険をかけよう

施設見学の日だったが、四六時中眠い。目を閉じたら寝ます、という意識でおじいさんおばあさんたちと折り紙などする。
職員さんたちは相変わらず誠実でお話も上手であったが、参加したみなさんからの手ごたえがなく不安。一緒に仕事をしている派遣さんにお任せしている箇所に抜けがあったりして、チームワークは難しいのうと反省する。役割分担を全か無かにしてしまいがちだ。

仕事の関係でいわきの災害ボランティアセンターの話を聞く。今ある依頼数で単純計算すると、ボランティアさんの人数があと一万何某か必要だというので(もちろん「のべ」でいいのだが)、ええーと困惑する。ボランティアをしたい人がそれだけ存在しているなら、マッチングできるように仕組みを整えればいいので、大変ではあるが気は楽だ。連休などでボランティアバスが出たりすると5、600人集まったりするので、もしかすると現実的な数字なのかもしれない。でもそれだけの数のボランティアを「集めないといけない」と考えられてるとしたら、個人的にはちょっと違和感がある。
被災した人たちが日常生活に戻りコミュニティを取り戻す、というのが目指すところなので、ボランティア活動そのものが注目され過ぎて、人を集めて復旧を進めるのが目的みたいに見えてしまわないかと心配している。
主語を曖昧にしているので我ながら何を言っているのかわからないな。

舟を編むを読み終え、言葉の力についての表現の数々に感激したものではある。しかし、大事に言葉を選んで伝えようとしても、ほとんどのことは考えている通りに伝わらないな、ということばかりが日々実感される。