仮面福祉会

できることを切り売りしています

普遍は大体気のせい

終日外で仕事の日。なりゆきで、知的障害のあるみなさんのお散歩に同行する。途中ヘビが車に轢かれているのを見付けてしまった。ヘビはちょっと、珍しいな。
ぐるりと遠回りをして一番近い公営公園に辿り着き、住宅街から急に林に踏み入り驚く。東京都内は公園ではあるが、意外に緑地が多い。と、急に「モグラ原っぱのなかまたち」という本を思い出した。うろ覚えだが、小学生が自由に遊んでいたモグラ原っぱが、ある日がっつり整備されてつまらない公園になってしまった、という顛末だったように記憶している。あの本の時代背景では自然公園など偽物だとやいやい言うところだったかもしれないが、もはや人工の緑地でもあるだけありがたいわと感じるので、すっかり飼いならされているな。
今でいうと、積年の物語がある古い建物や街並みが大胆に再開発されてピカピカになったり、古い店がつぶれてタピオカドリンク店になったりするのが、同等の現象だろうか。

仕事終わり飲み会へ。どのように振る舞おうかと考えて振る舞えるほどやる気と集中力がない。
飲み会が終わるといつも、あの時あのように答えればよかったとか1人反省会をしてしまいそれが嫌なのだが、考えてもどうせ反省するので面倒臭くなってあんまりしゃべらないことにした。
酔っぱらってぐだぐだになり好きなことを何度もしゃべり続けている陽気な人を見て、こうなりたいとは思わないが、人目を気にせず思うように振る舞えるところは尊敬できるなとしみじみした。しかし、飲まずにいられないらしいのでアル中が心配だ。