仮面福祉会

できることを切り売りしています

小さな腹を括っていてかわいい

つめものが割れたので歯医者に行く。行きつけの歯医者は盛況で、平日の12時という大変中途半端な時間にしか予約がとれなかった。

待ち合いで待っていると幼児が祖父母に連れられてやってきた。怖いよ怖いよと泣きながら、祖母に本を読むよう促したり、怖いことがないようお祈りするよう頼んだり、泣いたらこれで涙を吹いてくれとタオルを渡したり、本人なりに怖さを和らげようと必死でいじらしい。怖いけど抵抗したり逃げたりはしないのだな。それにしても歯医者の何がそんなに怖いのだろう。口の中の何か突っ込まれることそのものかな。

予約時間になったものの、保育園で転んで前歯を抜くはめになった急患が差し込まれる。駆けつけた親御さんが、レントゲンを撮ったところ何度かぶつけているようですよ、と言われており他人ながら恐れおののく。転ぶときに手が出ないなんて、運動機能が心配だ。

つめものは恙なく治してもらえたが、午前半休では全然間に合わなかった。

雨が随分降っている。昨年豪雨災害があったのは確か、7月7日であった。そういう時期なので大変心配である。どうか無事に過ぎ去ってほしい。災害は起こると本当に、怖くて悲しくて辛くて疲れる。