仮面福祉会

できることを切り売りしています

言葉の端々に捕らわれている

仕様書をつくるという仕事をやる。これは、共通言語を探す旅だなー。やってほしいことは明確で、口で伝えればすぐなんじゃないのかなという内容を、仕様書の言葉に変換して文書として整えて万人に同じ解釈をしてもらえるようにする。これは、回り道っぽくて結構嫌いだな、と思いながら適当にまとめて上司に赤入れをしてもらう。たくさん関門があってどうせ1回で通らないものは、あんまり時間をかけないでとりあえず投げるに限る。こういうことはAIがやってくれるといい。

島の人が仕事でこちらに来るというので知り合いで集まり飲みに行く。20年来の付き合いという人々に混ぜてもらった形だ。旧知の仲の者同士で集まると新しい話よりも定番の話ばかりしがちだが、そのテーマの1つが明日葉とクサヤについてなのが面白い。今度島に来たら畑でクサヤ焼こうぜ!と言い合って別れた。

帰りの電車が、あと一駅というところでばーんと止まる。非常停止ボタンがどっかで押されて確認中ですという放送が流れ、乗客全員が神妙にしており、耳が痛いぐらいの沈黙。1人の空間じゃなくてこんな静寂が長く続くようなシチュエーションって思い当たらない。何か質問ありますか、の後もこんなに長く続かない。BGM、BGMをください。と思っていると、線路立ち入りをした人を確保したので順次運転再開しますとアナウンスがありホッとする。
確保。