仮面福祉会

できることを切り売りしています

まるまるフィクション

雨が降らないというので先日買った服を下ろし、サンダルを履いた。

昨夜同居人のひとりに、パエリアを作ったがいるかと訊かれた。無理にとは言わないとか嫌ならいいとか末尾に色々つけてくるので、めんどうになってじゃあいらんですと伝えたら、え…と傷付いたようなリアクションをされる。なんなん、なんなんだ。
こういう過剰マナーみたいなコミュニケーションが時間の無駄としか思えずもう全然忍耐が効かない。
結局、もらえるものはもらいたいので、明日の弁当にさせてくれと言ってありがたくいただいた。

いただいたが、腹が減ってしょうがないので昼、外に食べに出る。お店にはたくさんお客が入っていた。食べるぞ食べるぞと勇みチャーハンと餃子に集中した。

仕事はそこそこ。さまざまな立場の人々が自分に都合の良いように物事を解釈して起こる面倒事を、私共の責任ということにして納めたりフォローしたりしてなるべく早く片付くように腐心する。

ラジオで、映画「劇場」のプロモーションでヌーさんが出ていたのを聞きつつ帰る。映画について誰もが共感できる内容だと盛り上がっていたが、その「誰も」はどの辺りにいるどのような人たちなのかしらと考える。夢を追いかけたり成功したり挫折したりといった経験、具体的に同い年の人々の何割ぐらいがしてんのかね。
異世界で繰り広げられていることと感じ、先日の窓越しのカフェを思い出した。
ヌーさんの笑い方が変で気になる。

結局夜9時過ぎまでお腹が減らなかった。昼たくさん食べたほうが効率がいいかもしれない。