仮面福祉会

できることを切り売りしています

落書きが犯罪にならない人

心なし涼しい。
おばあさんのところに自転車をこいで向かっていると雨が降り始める。外した。
行きのタクシーで、前にも一度ご利用いただいたことがありますよーと言われる。なるほどそういうことも出てくるか。

パンケーキだな。と決めて東京駅に向かう。
エキナカはいつも通りすぎるばかりなので、全貌がわからず来るたび新しくなっている気がする。多くは観光客を見込んでのことだろうから、実力が発揮できず気の毒になぁ。
かといってエキナカの店には入らず改札を出た。

季節の新作があろうかと期待したがまだで、でもいつもどおりうまうまと食べる。

コーヒー豆を買い、いつものルートで帰路につき、スーパーにより家に帰り野菜スープを作り、全てのタスクを忘れずに片付けた。
しかし、朝から気分がダウナー極まっている。
作ったそばからスープをひっくり返したい衝動をグッと押さえ、とりあえず床に転がり死体の所作で寝た。

それでも夜はお習字をした。
着付け教室で最近しつらえの授業を受けた母が昨日、先生の買ったしつらえのための短冊が、京都のお坊さんが書いたもので3000円もするらしいのよ、あなたの習字も何とか活用できないものかしらねと言っていた。それは字の上手い下手ではなく、書いた人間に価値があるのだろう。私の書いたものが売れる日など一生こない。ただ、3000円を使わずに済むかもしれない。