仮面福祉会

できることを切り売りしています

これが新たな家族像

目覚ましが何の音だかわからず戸惑う朝。これが寝惚けです。

冷蔵庫に鎌倉カスターがあることをずっと気にしている。そう、ずっと気にするぐらいあるからとっくに賞味期限が切れていよう。
昔から母がおもむろに買ってくるものに鎌倉カスターとマルセイのバターサンドがある。買ってきたとも食べてよいとも言わないので、ある日そこにあるのに気付き、一体どういうつもりだろうと見守り、そして大体賞味期限がひと月切れた辺りで観念して誰かが消費するのだった。不遇な目に合わせてすまないねニュージャーマン。

仕事はそこそこ。夏前に色々あった人から連絡があり、久しぶりに相談を聴きしかし、自分が動いてあげられることがないので役にも立てず、提案はいくつかしてみるも結局のところどうか頑張ってくれと祈るばかり。祈るばかりって、仕事と言うにはひどすぎるよな。

夜は、首相だったじいさんのニュースに対し父とぎゃんぎゃんヤジを飛ばし、傍らで母が検討違いなことを言うという、現代の明るい家族像を体現した。

日本を見限りたいような気持ちになることが時々あるが、かといってどこの国ならという検討もつかないし、自分が別の国で生き延びられるかといえば心もとない。
そういうテーマの小説、あるなー。