仮面福祉会

できることを切り売りしています

ただ武器を持っていて必要とされない

朝からおじさんたちが来て大工仕事をしている。他人の行き交う家だ。

鬱々としながら出かけ、同居人の一人に薦められた「ジョジョラビット」を見る。ナチスドイツの話なのは知っていたが特に下調べはしなかったので、冒頭ジョジョが英語で喋り始めたところで、え?となった。アメリカなのか。
お話も俳優さんたちも衣装もセットもよかったなーと思うが、言うほどかなという感も否めない。コメディらしい怖さがあり意味のある作品になってはいるけどファンタジーめいており、ドイツの人はどう思ってるんだろうかと考えてしまう。外国の人々のグローバル意識が理解できていない。

とはいえほどほどちょうど良いぐらいの満足感を得てまたぶらぶらし、皇居に行き走る。いつもより散策の人で混んでおり大変恐縮する。連休と桜と皇居の価値を私なめておりました。

銭湯に行きその足で友達が月一ぐらいでやっているスナックに行く。鬱々としすぎて誰かと酒を飲みたい気分であったが、なんとなく気を遣ってしまいそこそこで帰った。

新年度の不安は少なくとも始まらないと解消されない。先々への絶望は環境が変われば違うかもしれない。ありあまる愛情の行き場はもだもだするばかりである。春は嫌だ。毎年何とかやり過ごしているがいつかやり過ごせなくなるのではとひやひやして年を重ねている。