仮面福祉会

できることを切り売りしています

普通ボルシチはレパートリーに入らない

雨が降っている音がする。
秋口まで住んでいた家が、部屋を出ると即外でウッドデッキになっていたため、あと多分トタン屋根で、雨が降るとめちゃめちゃうるさかった。
雨音が聞こえるほどの雨は久しぶりのような気がする。

憂鬱が続いているため朝、もりもり甘いものを食べて出勤。お隣さんは腹痛でお休み。電話、キツいんだろうな。昨日の流れ弾を残していたのでかけてみると、あまりにもあっさり引いていったので逆に心配になる。どうせ弾を食らうなら、こちらから早めに手を差しのべたほうが結果効率的か。

関係機関と打ち合わせ。しょうがあろうとなかろうと要求を飲むしかない立場であるが、せめてもの腹いせに相手を攻め立てた。納得づくでやってると思うなよこの野郎、という主張のつもりだが、負け犬の遠吠えだよなと自分にガッカリするばかりである。賢く思い知らせる手はないものか。

帰宅すると先程まで仕事で散々話していたことが夕刊の一面に載っていて抉られるような気分になる。知り合いがテレビに映って戸惑うのに似た気持ちもある。新聞の威力すごい。

夕飯がボルシチで、こんなものが食卓に上がる家は珍しいと父が言うのに、そんなことないでしょうと母が全否定する。父は回りくどい褒め方をするし母は面倒くさい。ボルシチはもちろんうまいし、毎晩うちは貴族なのかなと思っている。

恵方巻を食べたことがない。食べてみたいなと思っているが、また来年を待つことになる。