仮面福祉会

できることを切り売りしています

始まると終わる

真冬のコートをまだ解禁せずにいるが少し後悔した。雨、寒い。

人前で踊る日だが踊るのは夜なので、午前中は仕事で施設へ。
打ち合わせをしているところに、お看取りのお見送りと鉢合わせる。人が亡くなることは哀しいが、高齢で亡くなった方を送り出す人々の様子は何となく尊いような感じがする。
施設はできて10年以上経つスタンダードタイプの特養で、直前に特別ハートフルな施設に行ってしまったので正直テンションが下がる。一般の人に見学してもらうための下見なので、自分の価値観で判断しないようにしているが、少しだけ迷う。働いている人は良さそうだし、特別取り組みが素晴らしい施設だけが残ってもニーズは満たせないものな。

びちゃびちゃ濡れつつ、途中で手袋を買い、劇場へ。自分が踊ることに関しては滞りなくあっという間に終える。他は昨日と概ね同じだが、モニターで見て再びかっこよすぎてつらい。ずっと手元に置いておきたい。

明日もあるが、今日のフィナーレで既に寂しくなっていた。楽しくて幸せなことは必ず寂しさを伴う。両方なければ平穏だが、生きている実感を求めて突っ込むことを選んでいつも最後に哀しくなる。