仮面福祉会

できることを切り売りしています

朝のマスゲーム再び

冷蔵庫に着々と、おそらく私のために買われたスコーンなどが増えていく。ありがてぇのだけど、食べるタイミングないんだよなーと、存在を確かめては見なかったことにしている。

車窓から見える公会堂にかかる、コンサートのぼりをいつも見ている。よく知らないアーティストのライブキャッチコピーが、日常のテンションとのギャップももあり味わいぶかい。

緊急事態宣言は続くが、電車の混み具合は着々と元に近付いているよう感じる。駅では人々がぶつからないようギリギリ交錯しており、こんなんだったような、もう少しごった返していたか、はて。

仕事は色々諦めているが、日の高いうちは集中力を要するに作業にかかれずジリジリする。電話の合間を縫い昼飯を口に入れる。電話口のみなさん俺が1番なのはわかるが俺が1番なのは俺のみの世界においてのみである悲しさ。
そして今日も自分が頼れる先輩でないことを恥じる。コンタクトは曇り、マスクはズレる。顔が平たいせいだ。

帰れる気はしなかったが頭が働かない人々しかいなくなったのでみんなで帰る。上司が、ごはん食べないで寝ちゃいたいなーと言っており、そうかこの人は帰ってから一応何か食べるんだなと知る。世の中のビジネスマンの多くはどうしているのだろう。

夜はさすがに電車は空いている。しかしうっかりひとつ電車を乗り過ごし駅でぼんやりした。こういうときに春はありがたいな。

みかんを食べて寝た。