仮面福祉会

できることを切り売りしています

せめて小さい声でしゃべっておくれ

仕事だ仕事だと奮い立たせ起きて出かける。
オンラインとリアル併用の委員会開催ため、機材をわっせわっせと担いで会場に入る。そして名刺を忘れた。

久しぶりに、たくさんの知らない人に会い話さねばならなかったが、情報量が圧倒的に違うことを感じる。純粋に、オンラインで1度見ただけの人を覚えるのは印象が少な過ぎて難しい。幕間に雑談するのに良いツールがあればまだマシなのだろうか。

まさかと思ったがそのまま飲み会があった。初対面の人と飲むなんて、いつぶりだろうか。
大変興味深く参考になる話も多かったが、この人たちは集まればいつも同じような話を繰り返しているのだろうなと想像された。それが居心地の良さなのだろう。しかし自分自身のメンタルに今全然遊びがない自覚があり、最後の方は聞いていてしんどくてしょうがなかった。声がでかくてうるせぇなということばかり考えていた。

ひいては、世界中の全員取りこぼさず生き残るためにはどうしたら良いか、ということを、様々な分野で考えている人たちなんである。私のその、生き残りたいとか種を存続させたいとかいうモチベーションが虫の息なので、実感を伴ったやる気を出す源がない。何でこの人たちはこんな生命力溢れる感じで生きられているんだろうかと、ただただ不思議で恐ろしい気すらした。

仕事の飲み会とは、余計なカロリーを摂取させられるし金はかかるし残業代は出ないし、どうして社会はこんなものありきで良しとされているのか、理解に苦しむわと思いながら、久しぶりに現金を出してダッシュで帰った。